京みょうがは、京の伝統野菜・京の旬野菜の一つ
茗荷(みょうが)は、ショウガ科ショウガ属の多年草
草丈は40~100cmくらいに成長する
葉は20~30cmで、先端は尖っている
花穂や若芽の茎が食用として利用される
<京みょうが>
みょうがの芽の長さ30cm、太さ1~1.5cmぐらいの物が出荷されている
茎の色は黄色地に紅を帯びた色で、香りがよいのが特徴
旬の時期
4月上旬〜5月下旬
京都市特産そ菜保存圃が設置され、左京区大原の農家に栽培技術の委託されている
<料理>
みょうがごはん、みそ汁の具、天ぷらなど
麺類や冷奴の薬味、刺身のあしらいなど香辛菜として利用される
<落語「茗荷宿」>
「食べると物忘れがひどくなる」とのうわさがある
宿屋の夫婦が、飛脚から預かったお金のことを忘れさせようと、ミョウガを食べさせる話
記憶への悪影響を与えるような成分は含まれていなく学術的な根拠はない
ミョウガの香り成分には、集中力を増す効果があることが明らかになっている
<大原生しば漬>
生しば漬は、主に茄子(ナス)と赤紫蘇(あかしそ)を塩のみで漬け込み自然乳酸発酵させたもの
キュウリ(胡瓜)やしょうが、京みょうがなど、あらかじめ塩漬けした夏野菜に大原の紫蘇で漬けた「しば漬」もある