鴨脚家(いちょうけ)は、賀茂川の葵橋東詰北部、下鴨本通の東側にある世界遺産(古都京都の文化財) 下鴨神社の社家
現在も祝(はふり)(神官)が住まわれている唯一の社家(遺構として旧浅田家住宅が残っている)
<和館東棟>
門を入って正面にある
昭和時代初期に建てられた
<和館西棟>
門を入って右手にあり、東棟と並列して建っている
江戸時代末期に建てられた
<鴨脚家庭園>
和館2棟に南面して(奥に)ある
やや方形の、擦り鉢のようになった周囲より5mほど窪んだ中心部に泉がある
・築山
部屋から見て左端の堀の近くにある
枯滝石組や石橋、数個の石段と、石畳が園路のように築山と和館を取り囲むようにしてあり山道のようになっている
・池泉
擦り鉢状に石垣が3重にあり、底には杉柱で囲まれた泉があり、右手には鯉池がある
賀茂川の伏流水による湧水
水位は、季節ごとに、鴨川の水位に合わせて湧水量に応じて上下する
祝(はふり)(神官)が、禊に用いたといわれる
昭和時代初期に鴨川の河床が開削されて水位が下がる以前は、3重の石垣の上まで常時水位があり、
和館2棟が釣殿のよう、釣りもできたといわれる