縣井(あがたのい)は、京の三名水・御所三名水の一つ
京都御苑の西側の中立売御門北側・宮内庁京都事務所の西側の遊歩道の奥
「縣井戸」と刻まれている井戸が残ている
この付近は、五摂家のひとつ一條家の屋敷があったところ
明治天皇の皇后となった一條美子の産湯に用いられたといわれる
<山吹>
井戸の周りは山吹が多くさん生えていたといわれる
橘公平女の歌(後撰和歌集)
「都人きてもをらなん蛙なく あがたのゐどの 山ぶきのはな」
後鳥羽上皇の歌(続後撰和歌集)
「蛙鳴く あがたの井ど忙春くれて 咲くやしぬらん 山吹の花」