天之真名井(あめのまない)は、市比賣神社の境内にある都七名水の一つ
古来より皇子・皇女誕生のときには、皇室の産湯として使われていたといわれる
現在も名水として茶会等に用いられる
<神宝天目椀「天之八塩(あめのやしお)」>
平安時代初期
清和天皇から後鳥羽天皇の27代の間、
この天之八塩でくみ上げられた若水をご神水として産湯に用いられたといわれる
<一願成就の井戸(いちがんじょうじゅ)>
絵馬を掛けて、天之真名井の神水を口に含んで祈願すると一つの願いが叶うといわれる
<市比賣神社>
祭神はすべて女神さんで、女性の守り神、女人厄除けのご利益がある
宗像三女神の由来は、古事記「天照大御神と須佐之男命の誓約」の章に記されている
高天原に上ってきた建速須佐之男命と、姉 天照大御神が、天安河を真ん中にして誓約を行った
最初に、天照大御神が、須佐之男命の腰に付けていた十拳剣(とつかのつるぎ)をもらい受け、
三段に折り、天真名井の水をふりそそいで口の中に入れて噛み砕いて吹き出すと三柱の女神が生まれた
息吹の霧から生まれたのが多紀理毘売命(田心姫神)、
次に生まれたのが市寸島比売命(市杵島姫命)
次に生まれたのが多岐津姫命(湍津姫神)とされる