御香水(ごこうすい)は、御香宮神社の名前の由来にもなった、境内に湧き出す霊水
伏見の名水伏見の七名水の一つ
環境庁が選定した名水百選の一つ
御香宮神社の本殿前 左側の手水から湧き出す霊水
平安時代に香りのいい水が湧き出し、清和天皇から御香宮神社の名前を賜ったといわれる
伏見の名水伏見の七名水の一つ
この地の水質は軟質傾向にあり、甘みを感じるほどの喉越しの良さが特徴
環境庁が選定した名水百選の一つ
硬度:軟水
水温:通年18度から20度ほどの一定の水温を保っている
カリウム、カルシウムなどをバランスよく含み、甘みを感じる喉越しの良さが特徴とされる
現在でも霊水として、病気平慰・茶道・書道用に持ち帰る人が多い
<霊水>
この湧水を飲むと、どんな病気をも癒すと伝えられ、清和天皇から「御香宮」の名称を賜わる
昔、諸国を回る猿曳芸人が、病により瀕死の状態で、ここへたどり着いたとき、
連れていた猿が、御香水を主人に飲ませると、すぐに元気になったといわれている
絵馬堂には、この霊験説話を画題にした「社頭猿曳ノ図」がかかっている
<石井の御香水(いわいのごこうすい)>
かつて石井村だったことから「石井の御香水」とも称される
<月釜会>
毎月1回、茶室「九香軒」にて
御香水保存会により開催されている
点心席は、小堀遠州ゆかりの石庭に座敷が設けられ、点心と一緒に毎回異なる伏見のお酒が振る舞われる
<献茶会>
毎年4月頃
御香水に感謝し、顕彰するために、三千家家元により、御香宮神社に献茶される
<御香水保存会>
1985年(皇紀2645)昭和60年設立
月釜会や献茶会等を開催し、名水の保全・普及のための活動が行われている