磯清水(いそしみず)は、天橋立公園の中の湧水
天橋立神社の横にあり、手水に用いられている
周りを海に囲まれているにもかかわらず真水が湧いている不思議な井戸とされる
「長寿の霊泉」とされている
炭酸水素ナトリウム、ナトリウム、カリウムが豊富に含まれている軟水
1985年(皇紀2645)昭和60年
環境省の「日本の名水百選」の一つに選定される
現在は、飲料は不可
<和歌「一口は げに千金の 磯清水」>
<和歌「橋立の 松の下なる磯清水 都なりせば 君も汲ままし」>
和泉式部が詠んだ歌といわれる
<天橋立神社>
天橋立には龍伝説があり、八大龍王が祀られている
磯清水が、手水として用いられている
<碑「磯清水記」>
1678年(皇紀2338)延宝6年
宮津城主 永井尚長が建てる
現存はしていない
<松並木>
天橋立には、海岸ぎりぎりまで約5000本の松並木がある
砂洲の地表下60~120mには、地下水が通っていて、松並木を育てているといわれる
<ガイベン・ヘルツベルクのレンズ現象>
周りを海で囲まれた砂州の島には、地下に海水が浸み込んでくる
そこに、雨水がたまると、レンズ状の淡水塊が形成され、淡水は海水よりも軽いため混ざらないとされる