芹根水(せりねのみず)は、平安時代からの名水だったことを示す石碑
室町時代には能阿弥によって、茶の湯都七名水・お茶の七名水とされた
塩小路通を堀川通を西に入り1筋目を上がったところ、元安寧小学校の西に書家 松下烏石が立てた石碑がある
隣には、松下烏石が、筆硯紙墨の文房具を青龍・朱雀・白虎・玄武の四神になぞらえて顕彰した文房四神之碑も立っている
<芹根水の井戸>
洛中名水の保存と顕彰に務めていた書家 松下烏石により寄進された芹根水の井戸
堀川通の生酢屋橋南にあった
井戸が堀川と同水位だったので川水が入らないように井筒で囲まれ、湧き出た清水は堀川に注いでいた
松下烏石により「芹根水」と書して、刻まれた石標が立てられた
生酢屋橋は「月見橋」とも称され、月見の名所でもあったといわれる
<石碑 芹根水>
建立年:宝暦年間(1751年~1764年)
建立者:松下烏石
大きさ:高さ132 x 幅45 x 奥行55cm
碑文(西側):芹根水
<文房四神之碑>
松下烏石が、筆硯紙墨の文房具を青龍・朱雀・白虎・玄武の四神になぞらえて顕彰した石碑
同じく松下烏石が建立した芹根水の石碑の隣に移され立てられている