京雀(きょうすずめ)は、江戸時代初期に浅井了意によって著された仮名草子形式の京都観光案内書
挿絵入りで、実用的な地誌・観光案内書として書かれている
初めて京都にやってきた一人旅の者でも京都の町並みが分かるように記されている京都観光案内書
挿絵入りで、実用的な地誌・観光案内として書かれており、
先に発刊された「京童」「都物語」などのような趣味的な過度な文飾や小説形式のようには書かれていない
全7巻7冊
巻1は、京都の歴史と内裏について記されている
巻2以後は、洛中縦横の通りごとに町名を記して、その由来、町内にある社寺・名所・旧跡・名物名店などが記されている
<著者 浅井了意>
京都生まれの浄土真宗の僧侶
仮名草子作家でもあり、多数の著作を記している
<京雀(きょうすずめ)>
市中の事情に詳しく、人の噂や世間の話題の話をよくする京都の人のことをいう
「京烏(きょうがらす)」とも称する