雍州府志(ようしゅうふし)は、儒医・歴史家 黒川道祐がまとめた山城国についての最初の総合的な地誌
黒川道祐は、仕えていた浅野家から辞した後、洛中洛外やその近郊を歩いて地理を調べ、
古記録・金石文を書き留め、京都の地理・沿革・神社・寺院・古跡・陵墓・風俗行事・特産物・工芸文化などを詳細に著した
中国の地誌「大明一統誌」を模して著したといわれる
「雍州」は、中国 唐の都 長安のあった州名で、「都のある地」という意味で使われていた
黒川道祐は、江戸時代初期の医者・歴史家
名:玄逸
号:静庵・遠碧軒など
安芸国 浅野家に儒医として仕えていたが職を辞めて、京都に住んで、儒学者 林羅山より儒学を学び、
本草学者 貝原益軒と交友したといわれる
主な著書に医学史書「本朝医考」がある