菩提樹(ぼだいじゅ)は、寺院の境内によく植えられているシナノキ科の落葉高木
無憂樹(むゆうじゅ)・沙羅双樹(さらそうじゅ)・菩提樹が、仏教の三大聖木とされる
が、釈迦が、その下で悟りを開いた菩提樹は、クワ科のインドボダイジュであり、日本の菩提樹とは別種の木
高さ10mほどの落葉高木
初夏に、小さく淡黄色の花が咲く
花序の柄に、へら形の苞(ほう)が一つついている
<永観堂>
<勧修寺>
<修学院離宮>
<真如堂(京都市指定巨樹名木)>
<大報恩寺 千本釈迦堂>
<法金剛院>
<学名の由来>
学名:Tilia miqueliana
「Tilia(ティリア)」:シナノキ属
葉と花のつき具合の形から、ラテン語の「ptilon(翼)」が語源となっている
「miqueliana」:オランダの分類学者の名前
<聖木 菩提樹>
聖木とされる菩提樹は、クワ科のインドボダイジュで、アオイ科の菩提樹とは別種
釈迦が、苦行により衰弱した体を尼蓮禅河の流れできよめ、村の娘 スジャータから、乳糜(にゅうび)の供養を受け元気を回復し、
ブッダガヤで悟りを開かれた時に座った木といわれる
インドボダイジュは、寒さに弱く、日本では、温室等で栽培される