萩(はぎ)とは、マメ科ハギ属の総称
古くから日本人に親しまれ、「万葉集」で最もよく詠まれる花
秋ハギと牡鹿のペアの歌が多い
萩(はぎ)は、背の低い落葉低木
茎は木質化して固くなる
地上部分は、一部を残して枯死するため、根本から毎年新しい新しい芽が出る
「はえぎ(生え芽)」と称される
直立せず、先端はややしだれる
葉の形は楕円で小葉が3つつく(3出複葉)
花は豆のような蝶形花
秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける
果実は5mmぐらいで、種子を1つだけ含み、楕円形で扁平
種類は、数種ある
日本各地の山野に見られ、一般的には山萩(やまはぎ)のこと
上賀茂神社 楢の小川の縁
迎称寺 土塀に沿った萩の花の列
光悦寺
高台寺
詩仙堂 白砂に萩
下鴨神社
常照寺 吉野太夫ゆかりの吉野桜 夏は紫陽花、秋には萩と紅葉の名所
渉成園
常照寺
城南宮
勝念寺 十数種100株の萩の寺
常林寺 萩の寺
青蓮院 西行ゆかりの「宮城野の萩」
真如堂
正定院 萩の寺
天得院
天龍寺 百花苑に赤や白の萩が可憐に咲く
東福寺
梨木神社 「萩の宮」 参道両側の500株の萩 萩まつり
南禅寺 法堂の前に咲き誇る
二尊院 萩の花道
平安神宮 早咲きの夏萩
法然院 白萩の花
三室戸寺
龍安寺 10月末頃まで
霊山観音 萩観賞会(萩まつり)
<「萩」の字>
秋の花で、「秋」に草かんむり
花期は、7月から10月で、見頃は9月
<用途>
葉を落とした枝を束ねて箒(ほうき)にされる
枝や葉は、家畜の飼料や屋根ふきの材料にもなる
<薬>
根を煎じて、めまいやのぼせの薬にされる
<秋の十五夜>
薄(すすき)とお団子と一緒にお供えされる
<福知山市>
福知山市の花に指定されている