睡蓮(すいれん)(Water Lily)

分類:スイレン目スイレン科スイレン属

和名:未草(ヒツジグサ)

見頃:5月中旬〜8月末頃

 睡蓮(すいれん)は、スイレン属の多年草の、様々な色の花を咲かせる水生植物
 ハス科の蓮(ハス)に似ているが、花・葉が水面に浮いており、葉の撥水性は弱い

 学名のNymphaeaは、「水の女神」の意味を持つ

【睡蓮の特徴】

 水位が安定している池などに生息する

 地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる
 蓮(ハス)は、葉や花が水面から立ち上がるが、睡蓮は、水面に浮いている

 花は、根茎から直接伸びる花柄の先端に、直径5〜10cmcmほどの花を咲かせる

 葉は、広楕円形で、円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入っている
 葉の表面に、強い撥水性はない
 蓮(ハス)の葉の表面には、強い撥水性がある









【睡蓮の主な名所】

 <梅宮大社
 <大原野神社
 <勧修寺>  氷室池は杜若と咲き競う睡蓮の名所
 <渉成園
 <広隆寺
 <知恩院
 <東本願寺
 <平安神宮> 蒼竜池の岸辺に杜若、水面にはスイレンが咲き競う
 <退蔵院>  妙心寺塔頭
 <芳春院>  大徳寺塔頭
 <龍安寺>  鏡容池に白や赤、黄色などさまざまなスイレンが咲く


【睡蓮の種類】

 花の色、葉の色、模様など、交配によって多くの園芸品種がある

 <未草(ヒツジグサ)>
 日本で唯一の自生種
 白い花を、「未の刻」(午後2時)頃に咲かせることから、名付けられたといわれる

 <温帯産>
 水面のすぐ上に花を付ける
 細長い塊根を持つものが多い

 <熱帯産>
 水面から高く突き出た茎の先端に花をつける
 夜や早朝にしか花を咲かせない種がある
 塊根は、丸みを帯びた「球根型」をしたものが多い


【その他】

 <花言葉>
 「心の純潔」「純情・信頼」

 <誕生花>
 7月10日、8月5日

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