睡蓮(すいれん)は、スイレン属の多年草の、様々な色の花を咲かせる水生植物
ハス科の蓮(ハス)に似ているが、花・葉が水面に浮いており、葉の撥水性は弱い
学名のNymphaeaは、「水の女神」の意味を持つ
水位が安定している池などに生息する
地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる
蓮(ハス)は、葉や花が水面から立ち上がるが、睡蓮は、水面に浮いている
花は、根茎から直接伸びる花柄の先端に、直径5〜10cmcmほどの花を咲かせる
葉は、広楕円形で、円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入っている
葉の表面に、強い撥水性はない
蓮(ハス)の葉の表面には、強い撥水性がある
<梅宮大社>
<大原野神社>
<勧修寺> 氷室池は杜若と咲き競う睡蓮の名所
<渉成園>
<広隆寺>
<知恩院>
<東本願寺>
<平安神宮> 蒼竜池の岸辺に杜若、水面にはスイレンが咲き競う
<退蔵院> 妙心寺の塔頭
<芳春院> 大徳寺の塔頭
<龍安寺> 鏡容池に白や赤、黄色などさまざまなスイレンが咲く
花の色、葉の色、模様など、交配によって多くの園芸品種がある
<未草(ヒツジグサ)>
日本で唯一の自生種
白い花を、「未の刻」(午後2時)頃に咲かせることから、名付けられたといわれる
<温帯産>
水面のすぐ上に花を付ける
細長い塊根を持つものが多い
<熱帯産>
水面から高く突き出た茎の先端に花をつける
夜や早朝にしか花を咲かせない種がある
塊根は、丸みを帯びた「球根型」をしたものが多い
<花言葉>
「心の純潔」「純情・信頼」
<誕生花>
7月10日、8月5日