躑躅(ツツジ) 皐月(さつき)(Rhododendron , Azalea)



 躑躅(ツツジ)は、4月中旬〜5月上旬に咲く花
 皐月(さつき)は、他のツツジより1ヶ月程遅く5月上旬ごろから咲き始める

 「躑躅(ツツジ)」は、ツツジ科ツツジ属の植物の総称
 ツツジ科ツツジ属は、落葉性のツツジ類と、常緑性のシャクナゲ類とに分類される

 低木/高木、常緑性/落葉性など、世界に850種ほどの種類がある

 「ツツジ」と、「さつき」や「石楠花」「アザレヤ」などを分けて称されるが、判別するのは少々難しい



【躑躅(ツツジ)の種類】

 <霧島ツツジ(キリシマツツジ)>
 九州 霧島山に自生していたヤマツツジから育成された品種
 花は少し小振りだが、オレンジやピンク色の鮮やかな花が咲く
 枝がよく伸びて大株になる
 江戸時代初期に、武家社会で四季の花を育てることが盛んになり育成された最も古い品種

 <平戸ツツジ(ヒラトツツジ)>
 長崎県 平戸に古くから栽培されていた品種
 樹形は大きくなり、大輪の花を咲かせ、多くの花の色のものがある
 耐寒性がない

 <オオムラサキ>
 薄紫色の大きな花をつける平戸ツツジの一種
 耐寒性や公害にも強く土質を選ばないので、公園・街路・生垣などでよく使われる
 江戸時代に作り出された園芸品種

 <三つ葉ツツジ>
 色鮮やかなピンク色の5つに分かれて広く開く花が咲き、
 その後に、葉が3枚輪生状に出ることが特徴

 <皐月ツツジ(さつきツツジ)>
 他のツツジより1ヶ月程遅く5月上旬ごろから咲き始める
 一般的に花も小さい
 一本の枝に色の違った花が咲くものが多い

【京都の躑躅(ツツジ)の名所】

 4月中旬〜5月上旬

 <安楽寺>  通常非公開寺院 桜と花の時期だけ公開される
 <梅宮大社> 霧島ツツジ・平戸ツツジ合わせて1,000株
 <円通寺>  霧島ツツジ
 <乙訓寺
 <亀山公園
 <岩船寺>  樹齢100年の霧島ツツジが1本
 <蹴上浄水場>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <光明院>  波心庭
 <西明寺>  三つ葉ツツジ 全山を数万本のツツジが覆う
 <三千院>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <三十三間堂>  平戸ツツジ
 <青蓮院>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <常照寺>  霧島ツツジ
 <城南宮>  三つ葉ツツジ・霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <随心院>  参道や本堂で霧島ツツジ・平戸ツツジが咲き誇る
 <大覚寺>  平戸ツツジ
 <退蔵院>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <智積院>  ツツジの後を追いさつきが咲き誇る
 <天龍寺>  三つ葉ツツジ
 <長岡天満宮> 池畔のキリシマツツジの花の回廊
 <仁和寺>  三つ葉ツツジ
 <毘沙門堂>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <平等院>  霧島ツツジ・平戸ツツジ100株
 <峰定寺
 <平安神宮>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <曼殊院>  霧島ツツジ・平戸ツツジ
 <妙満寺>  山門の前、庭園の池の畔にツツジが咲き誇る
 <三室戸寺> 総数2万株の霧島ツツジ、平戸ツツジ、さつきが庭園、背後の山肌一面に咲き誇る 100株の石楠花も咲き競う
 <善峯寺> 境内の斜面に霧島ツツジ・平戸ツツジ合わせて10万株
 <龍安寺>  平戸ツツジ



【京都の皐月(さつき)の名所】

 5月中旬〜6月中旬

 <安楽寺> 通常非公開寺院 さつきの開花に合わせて公開される
 <光明院>  波心庭
 <清水寺
 <京都国立博物館
 <詩仙堂> 石川丈山作庭の庭の白砂にさつきが映える
 <智積院> ツツジの後を追いさつきが咲き誇る
 <等持院
 <東福寺
 <松尾大社
 <善峯寺> 境内の斜面に緋、赤紫、薄紅のさつきの花が咲き誇る














【京都検定 第1回3級】

36.花の名所について、次のことは正しいか?
(イ)長岡天満宮は、霧島ツツジの名所である

【京都検定 第2回3級】

【京都検定 第4回2級】

【京都検定 第6回2級】


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