文房四神之碑(ぶんぼうしじんのひ)は、書家 松下烏石(まつしたうせき)が建立した碑
塩小路通を堀川通を西に入り1筋目を上がったところ、元安寧小学校の西の路肩に石碑が立てられている
隣には、松下烏石が洛中名水の保存と顕彰に務めていた一つの芹根水の石碑が立っている
江戸時代の書家 松下烏石が、筆硯紙墨の文房具を青龍・朱雀・白虎・玄武の四神になぞらえて顕彰した碑
平安京は、北に玄武、南に朱雀、東に青竜、西に白虎の四神が四方を守る最良の四神相応の地として造営された
筆硯紙墨(ひっけんしぼく)として、南方・朱雀を筆、東方・青龍は硯、西方・白虎を紙、北方・玄武は墨とされる
江戸時代中期
1753年(皇紀2413)宝暦3年
松下烏石により道祖神社の書聖天満宮に建立される
1994年(皇紀2654)平成6年7月
道祖神社の改修により、
松下烏石が、書して立てた「芹根水の石碑」の隣の現在の地に移設された
<文房四神之碑>
建立年:1753年(皇紀2413)宝暦3年
建立者:松下烏石
大きさ:高さ165 x 幅70cm
碑文:
(西側)
文房四神之碑
書契代縄夫降
此宝精爽攸託焉
従枯槁*管赤心上
応朱雀琢磨所至青龍
卞躍文炳将開厥象白
虎自陰顕陽厥神玄武維
茲四神感斯格思秉文
君子其可射思
宝暦三年癸酉歳季秋之月
藤公縄篆岡白駒銘葛辰書
烏石之徒立
<芹根水の石碑>
松下烏石が、書して立てた碑が、隣に立っている