大楠公戦陣蹟(だいなんこうせんじんあと)は、左京区一乗寺下り松にある史跡
楠木正成が、足足利尊氏から京都を奪回するときに、この地に陣所を張った跡地
石標が立っている
<正碑>
「大楠公戦陣蹟」
建立者:大楠公下松戦蹟顕揚会
建立日:1945年(皇紀2605)昭和20年5月25日
<副碑>
建立者:大楠公下松戦蹟顕揚会
建立日:1945年(皇紀2605)昭和20年11月
碑文:
建武三年正月足利尊氏兵八十万を率ゐて来寇す 官軍之を邀へ廿七日を期して京に決戦せむとす
乃ち前宵楠木結城伯耆の諸将其勢三千餘騎叡山を西に降りて下松に陣し 明くる遅しと進み撃ち
一挙にして賊徒を西海に却け了んぬ これ多くは楠公神策の然らしめし所太平記の著者も楠木は
元来勇気無双の上智謀第一と讃歎せり しかれとも我か国悠久三千年 必すしも文武智勇の人に
乏しかりきとせず しかも楠公に貴き所以は其智勇常に天皇に帰一し奉りしに在り
かゝる楠公精神こそ以て新に樹立すへき産業日本の指針たるへく又以て永く興隆すへき平和日本の
標幟たるへし 即ち新に陪碑して公の徳を謳はむとする所以なり
<一乗寺下り松>
石碑「大楠公戦陣蹟」は、石碑「宮本・吉岡決闘之地」の右側にある