高瀬川一之舟入(たかせがわいちのふないり)


所在地:京都市中京区木屋町通二条下ル一之舟入町   名所地図情報名所

国の史跡

 高瀬川一之舟入(たかせがわいちのふないり)は、木屋町通の二条を下った付近にある史跡

 高瀬川を運行する高瀬舟の伏見や大坂への起点となっており、荷物の揚げ降ろしや、船の方向転換をするための
堀割の船溜所(ふなどまりしょ)だったところで、石碑が立っている


 船入(ふないり)は、二条から四条にかけて、高瀬川から西側に直角に突き出すように9ヶ所設けられていた
 現在は、一之舟入を残し、全て埋め立てられてしまい、
 一之舟入も、当時の貨物積卸場の掘割の一部と、復元された高瀬舟が一艘あるだけとなっている

 二之船入跡・三之船入跡の石碑が残る

 「木屋町」の町名は、この辺りに材木屋や問屋が立ち並んでいたことに由来する

高瀬川

 江戸時代初期
 高瀬川は、角倉了以によって、物流用に開削された木屋町通沿いの運河

 高瀬川は、水深は数10cm程と浅く、物流には底が平らで喫水の少ない「高瀬舟」と称せられる小舟が用いられた

 百数十隻が、二条から伏見を上下して、大阪などの物資が京に運び込まれていた

 現在の七条通の北側には、「内浜(うちはま)」と称される船溜まりがあった
 「内浜」の名前は、御土居の内側に位置したことに由来する


【行事】

 <高瀬川舟まつり
 9月秋分

【一之舟入へのアクセス】

 市バス 河原町二条
 地下鉄 東西線 京都市役所前駅 徒歩約3分
 京阪電車 三条駅 徒歩約5分


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