甲塚古墳(かぶとづかこふん)は、嵯峨野の甲塚町の台地の上にあり、山下植樹園内で保存されている古墳
嵯峨野一帯の古墳時代後期の円墳では、円山古墳に次ぐ規模
この地域の秦氏や首長の墓に関連した古墳といわれている
墳丘は、円墳と称される単純な円形をしている
全国の古墳の中でも、もっとも一般的な古墳の形式
蛇塚古墳や天塚古墳など太秦地区では、前方後円墳が多く、
甲塚古墳のある嵯峨野地区では、円墳・方墳が多い
墳丘の直径は約38m、高さ5.5m
自然崩壊などもあり確定的な数値ではない
一番高い所では、周囲が約70cmで、丸く高く兜の形をしており、「甲塚古墳」と称されるようになったといわれる
埋葬施設は、巨石を用いて構築された、全長約14.4mの両袖型横穴式石室
南方向に開口しており、そこから石室内部を見ることもできる