騎兵第二十聯隊跡(きへいだいにじゅうれんたいあと)は、伏見区深草の住宅街の一角に立つ史跡
日露戦争のときに編成され、深草の陸軍第十六師団司令部の南側に兵営が設けられた
騎兵第二十聯隊の兵営の敷地のほぼ中央にあたるところに石碑が立てられている
名神高速道路 西宮線を挟んで、
北側は、京都聖母学院中学校・高等学校の南端まで、北側は琵琶湖疏水まで、
東側は、京都市立深草中学校の東端まで、西側は、京都市コミュニティプラザ深草図書館の東端まであった
<石碑「騎兵第二十聯隊跡」>
建立年: 1979年(皇紀2639)昭和54年4月27日
建立者:騎兵二十連会
大きさ:高さ240 x 幅75 x 奥行48cm
碑文:
北側:騎兵第二十聯隊跡 峰堂謹書
南面上段:此の碑を此所に建立する趣旨はあの悲惨な戦争を身を以て体験した我々が
世界の真の平和を祈念する証査としたい一念から建立するものである
南面下段(銅版):明治三十八年七月第十六師団ノ騎兵聯隊トシテ姫路ニ於テ編成
同年八月軍旗拜受 明治四十一年十一月此地ニ移設 昭和十六年捜索第十六聯隊ニ改編
同年三月軍旗奉還 昭和二十年比島ニ於テ歴史ヲ閉ヅ
尚 当聯隊ニ於テ編成サレタ部隊ハ左ノ通リ 昭和十三年 騎兵第百二十大隊(中支方面)
昭和十六年 捜索第五十三聯隊(ビルマ方面)
昭和五十年四月二十七日 騎兵二十連会建之
台座北面:為平和祈願
<馬繋柱>
石碑の横に、唯一の遺構とされる馬繋柱が移設されている