長岡宮築地跡(ながおかぐう つきじあと)は、長岡宮の役所を囲む塀(土塁)の跡
<長岡宮>
国の重要な施設が置かれた、長岡京の中心部
天皇の住まいである内裏、天皇が政務を司どる大極殿、国儀の場である朝堂院があった
長岡京の最北中心線上に大極殿、その南に朝堂院が置かれ、内裏は大極殿の東側にあった
唐の長安城がモデルといわれる
<長岡宮築地跡>
長岡宮の朝堂院の東100m、内裏の南140m百に位置し、
長岡宮内裏内郭築地回廊の真南の一直線上にあり、長岡宮が規則的に建築されていたことが分かる
築地塀は、土を叩きしめて積み上げた上塀のこと
塀全体を高くするため基底に幅10m、高さ1.7mの土塁が築かれている
この土塁の上に、幅2.1m、高さ1.0から1.2mの築地が築かれている
築地の東側には、裾から0.9mの地点に雨落の跡があり、軒がそこまで延びていたことが確認されている
屋根は瓦葺きで、土塁の外側土面は凝灰岩で覆われてい
これらの屋根瓦のほとんどが、平安遷都のときに平安京に運ばれた