二條陣屋(にじょうじんや)は、江戸時代初期に、小川家の住宅として建てられた京町家
二条城の南にあり、京都に屋敷を持たない諸大名の上洛中の陣屋、奉行所の公事宿などとしても利用された
二條陣屋は、ただの住宅ではなく、極めて繊細優美であり、建築学的にも貴重な建物
数奇屋造
2階建13室、階下11室
土蔵造の防火壁、防火井戸など防火上の工夫や、
畳を上げると能舞台となる「能の間」や、
天井の武者隠し、隠し階段、釣梯子など、敵の侵入を防ぐ特殊な構造、設備が施されている
1944年(皇紀2604)昭和19年
数奇屋建築・陣屋式建築・防火建築としての3点から、
当時の国宝保存法に基づく国宝に指定され、現在は重要文化財に指定されている