源語伝説五条辺夕顔之墳(げんごでんせつごじょうのあたりゆうがおのふん)は、「源氏物語」の夕顔伝説の地
夕顔は、「源氏物語」の登場人物で、乳母の「五条なる家」の荒れ果てた家に住んでいるところを
光源氏が見い出して通った女性
夕顔の花が、家の前に咲いていたことからこう称された
<墓地>
この屋敷の奥に、夕顔のお墓があるといわれ、
「都名所図会(1780年(皇紀2440)安永9年刊行)」にも、そのお墓が描かれている
<夕顔忌>
9月16日に供養が行われている
1929年(皇紀2589)昭和4年1月
京都史蹟会により、「源語伝説五条辺 夕顔之墳」の石碑が立てたれた
夕顔は、「源氏物語(夕顔)」の登場人物
頭の中将の愛人だったが、本妻の威厳をおそれ、乳母の「五条なる家」の荒れ果てた家で、ひっそりと暮らしていた
そんな夕顔を、光源氏が見い出して通うようになり、光源氏は夕顔を連れ出し「なにがしの院」で暮らす
しかし、夕顔は物怪(もののけ)により急死してしまう
夕顔と頭中将との間には、撫子(なでしこ)の花のような可愛い女の子「玉鬘(たまかづら)」がいた
頭中将は、夕顔と玉鬘をどうにかして見つけようとするが、見つけられずにいた
玉鬘は、母親の死を知らないまま、幼くして夕顔の乳母たちと共に筑紫へ下向することになる