弥栄会館(やさかかいかん)は、京都のメインホールの一つとしてさまざまな催しが行われてきている
1階の「ギオンコーナー」では、舞妓さんの京舞・狂言・雅楽・文楽・茶道・華道など伝統芸能をダイジェストで鑑賞できる
白鷺城(姫路城)を模してデザインされており、城郭の天守閣のような外観をしている
各階は銅板瓦葺屋根になっており、塔屋状の正面中央部は付庇や宝形造屋根となっており、
和風意匠の伝統が巧みに織り込まれている
3・4階は約1000人を収容できる天井高12mのホールがある
劇場建築の第一人者と称された木村得三郎の設計
戦時中は、軍部に接収され、ホールの大空間を利用して風船爆弾の気球生産拠点となっていたといわれる