千灯供養(せんとうくよう)は、化野念仏寺で、毎年夏の地蔵盆に行われる無縁仏の精霊に灯明を灯して行われる供養
<化野念仏寺>
平安時代以前より、化野は葬送の地(風葬の地)とされ、遺骸が野ざらしにされていた
空海が、野ざらしとなっていた遺骸を埋葬したといわれる
明治時代中期
化野の山野に散乱埋没していた石仏石塔を集めて、釈尊宝塔説法を聴く人々になぞらえて配列され祀られる
現在、約8000もの石仏石塔があるといわれる
<千灯供養>
明治時代から行われている供養
毎年夏の地蔵盆の8月23日・24日の夕刻より行われる
約8000もの石仏石塔にローソクがお供えされる
独特の節回しの回向(えこう)が流れる
光と闇と石仏により、浄土を具現したかのような幻想的な雰囲気を作り出す
現在では、地蔵盆の行事として、付近の街道一帯にも供養のための灯籠が灯される
明治時代の中頃から、毎月の行事として始まり、第二次世界大戦によって中断される
1950年(皇紀2610)昭和25年
復活され、年一度の行事となる