京都会館(きょうとかいかん)は、岡崎公園内にある京都市民の文化センタとして開館されたコンサートホール
文化の振興および京都市民の豊かな生活の形成に資するため、
音楽・演劇・舞踊などの公演、その他の文化的な催物および講習・研修・会議などに利用できる
旧京都会館 第1ホールは、収容定員2000名を超える京都府で最大級のホールだった
施設の老朽化に伴い、ロームシアター京都として改築・改修されている
旧京都会館からの改築・改修工事で、
北側部分にあった第1ホールが解体されて、新たにメインホールおよびノースホールが改築される
南側部分にあった第2ホールと会議場などは耐震改修等が行われ、サウスホールなどが設けられた
設計:香山壽夫建築研究所
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造り
規模:地下2階、地上6階建
建築面積:8,174.82m2
延床面積:21,041.85m2
高さ:30.785m
<メインホール>
4層バルコニー構造2,005席
オペラ・バレエや、総合舞台芸術・コンサート用の大ホール
オペラなどに対応して舞台の奥行や高さがあり、音響反射板や電気音響を使用した総合舞台芸術公演、各種コンサートが開催可能
<サウスホール>
716席
演劇・コンサート・各種式典用の中ホール
組立可能な舞台床、客席中通路より前部を舞台面として使用可能で舞台と客席の距離が近く一体感が得られる
<ノースホール>
200席
小規模公演用の小ホール
メインホールの地下にあり、メインホールとサウスホールのリハーサル室としても利用可能
<パークプラザ>
飲食店などがあり人々が集い、憩いの賑わいスペース
<プロムナード>
総合案内・チケットセンターなどが設置されるパブリック通路
冷泉通から二条通への通り抜けが可能
<ロームスクエア>
京都市美術館別館とパークプラザの間の野外イベント会場
隣接する岡崎公園と一体となった憩いの場
<再整備基本計画>
既存の建物価値を継承し、公共ホールとして建物を再生する
「文化の殿堂」として多様な利用ニーズに応えるよう機能向上を図る
岡崎地域の活性化や魅力の保全・創出を牽引する機能導入や環境整備を進める
<ロームシアター京都 劇場コンセプト>
文化芸術の創造・発信拠点として、文化芸術都市・京都の名を高め、京都のまち全体の発展に寄与することを目指す
これまでにない開かれた場が生まれ「劇場のある空間」を中心として、人々の暮らしの感覚と芸術とが相互に繋がり、
京都に新しい「劇場文化」を形づくる
<「劇場文化」をつくる4つの要素と事業の柱>
創造:これまでになかった多彩な文化芸術に触れる、ともに創る
育成:文化芸術がより広く、より深く、浸透する
交流:京都と世界がつながる、京都から世界へ広がる
生活:多彩で豊かなライフスタイルをともに享受する
岡崎公会堂(京都市公会堂)本館跡に建立される
設計:前川國男
第1ホール 2015席(2階層)
第2ホール 939席(2階層)
会議場 300名
会議室(5室)10〜40名
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
地下1階・地上3階建
敷地面積:15,579m2
建築面積:7,779.1m2
建物面積:16,852.5m2
第一ホール:9,393.1m2
第二ホール:4,117.8m2
会議場: 3,341.6m2
<第1ホール>
主に、音楽の演奏を目的に設計された、六角形のドーム型のホール
音響効果を高めるために、天井は特殊な材質でおおわれており、音響反射板が多数取り付けられていた
クラシック音楽・ポピュラ音楽・オペラ・バレエ・講演・映画など多目的に利用されていた
<第2ホール>
主に、演劇用に設計された長方形のホール
演劇公演・音楽コンサート・オペラ・バレエ・講演・映画など多目的に利用されていた
<会議場>
国際会議・各種学会・講演会・研修会などに幅広く利用されていた
後部傍聴席も90席使用できた
<都の賑い>
毎年6月に行われる
京都の五花街の芸子・舞妓さんが年に一度競演する初夏恒例の合同特別歌舞公演会
<京の郷土芸能まつり>
毎年、京都に伝わる郷土芸能を集めた多彩な舞台が行われる
2011年(皇紀2671)平成23年2月27日
京都会館と主催者 京都市観光協会の50周年を記念し、舞妓による京舞井上流の特別出演があった
<六勝寺尊勝寺跡>
平安時代後期の院政時代に、岡崎公園一帯に六勝寺と称される6つの寺院が建立されていた
六勝寺は、京都会館付近を中心に東西1.2km、南北1kmほどの広さがあった
京都会館第1ホール付近が、尊勝寺の金堂跡にあたる
地中には、溝や築地などの遺構や、瓦や土器などの遺物が埋められている
<京都市公会堂(岡崎公会堂)>
京都会館は、室戸台風で倒壊した京都市公会堂本館跡に建立された
京都市公会堂東館は、京都会館別館となり、後に、京都市美術館別館として使用されている