競馬会足汰式(くらべうまえあしそろえしき)は、上賀茂神社で行われる賀茂祭(葵祭)の前儀の一つ
5日に行われる賀茂競馬会神事に出走する10頭の馬の走り具合を確かめ、出走馬の組み合せが決められる
乗尻(のりじり)と称される騎手は、ならの小川(明神川)で足を清める「足洗の儀」などの神事が行われ騎乗にそなえる
神職が、御所舎にて、馬の毛並みや歯を見て、健康状態や馬齢が確認される
最初に、150mの馬場で1頭ずつ走る素駆(すがけ)で、乗尻の姿勢や馬の速さが比べられ、「上の上」から「下の下」までの
格付けが行われる
2回目は、上位2頭は、一頭ずつ走る
3位以下の馬は、2頭ずつ、スタート地点をづらしてスタートし、その差を縮められるかどうかで勝敗を決め、位付けが行われる
乗尻は、神社の神職を代々務めた社家の子孫が務める
烏帽子に、浄衣の白い装束で騎乗する
(5日の歩射神事のときには、艶やかな舞楽装束をまとって騎乗される)