宮中では、神さんへの崇敬の念を表すための一つとして、未婚の皇女を神さんの御杖代として差し遣わされた
嵯峨天皇の勅願により、伊勢神宮にならって賀茂社でも皇女による奉仕が始められる
伊勢を「斎宮」、賀茂を「斎院(さいいん)(いつきのみや)」と称されるされる
初代斎王は、嵯峨天皇第八皇女 有知子内親王
新たに天皇が即位されるたびにト定され、天皇が上位・崩御されたときに退下するのが習わしとされた
<賀茂斎院跡>
4月下旬
葵祭に先立って、斎王代が、上賀茂神社・下鴨神社の参拝後、櫟谷七野神社に参拝する
賀茂斎院跡の碑の前で御払いをした後、神前に献茶し、玉ぐしを供える
<曲水の宴>
4月29日、11月3日
城南宮
斎王代が陪席される
<斎王代・女人列御禊神事>
5月初旬の吉日
上賀茂神社と下鴨神社の隔年交代で行われる
葵祭の前に、斎王代と、女人列に参加する約40人の女性が身を清める神事
<葵祭>
5月15日
京都御所の建礼門前から賀茂社へ、斎王代を中心とする女人列が巡幸する路頭の儀が行われ、
賀茂社の神前において、社頭の儀が行われる
<烏相撲>
9月9日
上賀茂神社
斎王代が陪席される