あばれ観音(あばれかんのん)は、祇園祭の後祭の宵山において行われる祭事の一つ
後祭の宵山(23日)の深夜に南観音山だけで行われる行事
本尊の楊柳観音菩薩像をしばりつけた御輿をかついで町内を渡御する
祇園祭の宵山における最後の行事とされる
日時:7月23日23時頃、日和神楽から戻ってから行われる
南観音山のご神体の楊柳観音菩薩像(ようりゅうかんのんぼさつぞう)を布でぐるぐるに縛り付けた御輿をかついで、
新町通蛸薬師−錦小路通間の百足屋町を数往復(3周ほど)する
新町錦角と新町蛸薬師角、南観音山の前の3地点では、差し上げが行われる
町内会の若者が、御輿を激しく揺らしながら、勢いよく走って廻ることから、「あばれ観音」と称される
由来・起源などは不詳
「翌日の山鉾巡行で静かに座っていてもらうために、今のうちに暴れさせる」、
「暴れさせることで北観音山の観音さまへの恋心を冷めさせる」など、様々ないわれがある