中国の史話「諌鼓(れんこ)」にもとづく
中国 堯(ぎょう)の時代において、
天下がよく治まり、訴訟用の太鼓(諌鼓)も使われなくなり、苔がはえて、鶏が宿ったという故事を表す
<鉾頭>
鶏卵が諌鼓の中にあることを表すように、鉾頭の三角形の中に円盤が付いている
<天王座(てんのうざ)>
真木のなかほど
船中月を仰ぐ航海の神 住吉明神が祀られている
<稚児人形>
冠は中央に鶏を乗せた豪華なもの
1996年(皇紀2656)平成8年
衣裳が新調されている
<天水引>
下河辺玉鉉
<下水引>
呉春・松村景文(まつむらけいぶん)・玉鉉(ぎょくせん)など四条派画家の下絵
<前懸>
ペルシャ緞通(だんつう)
<胴懸>
住吉明神にちなんだ、清水寺の絵馬「朱印船」の図柄
<旧胴懸>
ペルシャ花文緞通
<見送(重要文化財)>
毛綴(タペストリー)
トロイの王子が妻子に別れをつげる「トロイア王子へクトールと妃アンドロマケー・息子アスチュアナクスとの別れ」
滋賀県長浜祭の鳳凰山見送と対をなしている
16世紀(1580年から1620年頃)にベルギー ブリュッセルの職工 ニケイズ・アエルツによって製作された
江戸時代初期に輸入されたものといわれる
5枚シリーズの2枚目で、霰天神山の前懸にもなっている
3枚目は、鯉山の「トロイア王プリアモスと王妃カペーの祈り」
5枚目は、白楽天山」の前懸の「トロイア陥落図」