疫神社夏越祭(えきじんじゃ なごしさい)は、1ヶ月に渡る祇園祭の最後の祭事
蘇民将来を祀る八坂神社の摂社 疫神社(蘇民将来社)の鳥居に取り付けられた茅の輪をくぐって厄気を祓い、
「蘇民将来子孫也」の護符を授かる
<疫神社>
八坂神社の西楼門の東側にある
祭神:蘇民将来命(そみんしょうらいみこと)
別称:蘇民将来社
31日には、鳥居に、高さ2m程の茅の輪が設けられる
一般に各神社では6月30日に夏越祓が行われるが、
八坂神社では、祇園祭の最後の祭事として7月31日に行われる
<夏越祭>
7月31日10時頃から
氏子や各山鉾町、神輿会の代表者らが参列し、1ヶ月間の祇園祭の無事終了を感謝する
<茅の輪くぐり>
鳥居に設けられた茅の輪をくぐって厄気を祓い、疫病退散を願う
茅(ちがや)を抜き、小さな茅の輪を作り持ち帰り、無病息災を祈願する
八坂神社の祭神 素戔嗚尊が、蘇民将来の世話になり、子孫を疫病より守るとされた
「蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり)」の護符の由来となる故事がある
<護符と粟餅>
茅の輪をくぐって護符と粟餅を授かるというのが、この神事の習わし
護符は「茅之輪守」と称され、「蘇民将来子孫也」と記されている
茅の輪をくぐった後、無病息災を願って、供えられている茅(ちがや)を少し抜いて持ち帰る習慣もある