木賊山(とくさやま)は、祇園祭における山鉾の一つの舁山
世阿弥の謡曲「木賊」の、信濃国伏屋の里で、子供をさらわれた老夫が、子供を想いながら木賊を刈る様子を表す
<謡曲「木賊(とくさ)」>
世阿弥の謡曲
我が子を人にさらわれた老夫が、一人、信濃国(しなののくに)伏屋の里(ふせやのさと)で子供を想いながら木賊を刈る
<御神体(人形)>
腰に蓑(みの)をつけ、左手に木賊、右手に鎌を持っている
頭は、木彫彩色で、仏師 春日の作といわれる
足台には「1962年(皇紀2622)昭和37年6月吉日」の墨書銘がある
<欄縁金具>
雲龍文の緻密なもの
<角金具>
軍扇木賊(ぐんせんとくさ)と銀兎文
<水引>
刺繍「日輪鳳凰文(にちりんほうおうもん)」、刺繍「道釈老人図(どうしゃくろうじんず)」、刺繍「寿老人図(じゅろうじんず)」
刺繍「西王母黄初平図(せいおうぼこうしょへいず)」、刺繍「蝦蟇鉄拐琴高図(がまてっかいきんこうず)」
<前懸>
刺繍「唐人交易図(とうじんこうえきず)」
<胴懸>
綴錦「飲中八仙図(いんちゅうはっせんず)」
<見送>
綴錦「牡丹双鳳文(ぼたんそうおうもん)」
<旧見送>
仙人聞香図(せんにんききこうず)の綴錦
<古水引>
オランダメタリオン文の氈(せん)
<後掛>
緑地草花文