四若神輿会(しわかしんよかい)は、祇園祭のメイン神事である神幸祭・還幸祭における神輿渡御に奉仕する団体の一つ
四角形の東御座(ひがしござ)と東若御座(子供神輿)を担当して担ぐ
<八坂神社東御座四若神輿会>
通称:四若
京阪三条東付近の若松町、若竹町の人達が中心になって運営されている
小学生および中学生は少年部、高校生が青年部、それ以上が正会員となる
少年部が、東若御座(子供神輿)を担ぎ、正会員が、東御座を担ぐ
正会員の輿丁(よちょう)(担ぎ手)は、4班に分かれて担当している
渡御前や渡御中は、禁酒とされている
八坂神社には、中御座・東御座・西御座・子供神輿の4基の神輿がある
神輿は八坂神社、轅や横棒はそれぞれの神輿会の所有となっている
<東御座(ひがしござ)>
祭神:櫛稲田姫命
形:四角形
重さ:約2トン
<2本の轅(ながえ)(担ぎ棒)>
長さ13.6m、縦22cm、横17cm、1本の重さは約200kg
2006年(皇紀2666)平成18年
2本のながえ(担ぎ棒)が、100年ぶりに新調された
東近江市で切り出した樹齢200年の檜(ひのき)を4年間乾燥させて作られた
傷んだ時に備えて、従来より約3.7m長く仕上げられた
<東若御座>
東御座と、飾りの部分や細工が少し異なる他は同じ形で、サイズが小さくなっている
少年部により担がれる
1952年(皇紀2612)昭和27年の制作
<神輿洗>
7月10日夕方から
三基のうち中御座の神輿のみ、宮本組や四若神輿会らにより、八坂神社から鴨川まで担ぎ、鴨川の水で潔斎される
午後5時頃から、本殿で神輿洗奉告祭が行われる
その後、道しらべの儀
四若神輿会の若衆達が大松明を交互にかついで、八坂神社から四条大橋まで往復し神輿の通る道が清められる
午後8時頃
大松明が帰ってきたら、その火が4本の小松明に移され、中御座の神輿が、八坂神社からかつぎ出される
四条大橋で、鴨川の水が神職によって掛けられ、神輿と担ぎ手が祓い浄められる
一般の人々も、この神水をあびると流行病にかからないともいわれる
八坂神社に戻ってから、神輿庫から出された東御座、西御座とともに、宮本組・四若神輿会により、神輿の飾り付けが行われる
飾り付けられた神輿は、八坂神社の拝殿に安置される
<宵宮祭>
7月15日 午後8時頃 八坂神社にて
境内の灯をすべて消して浄闇の中で、舞殿に奉安されている3基の神輿に、それぞれ神霊が遷される
<神幸祭>
7月17日夕刻
八坂神社の3人の祭神が、それぞれの神輿会に担がれた神輿に乗って八坂神社を出発し、鴨川を渡り、
山鉾巡行で清められた各氏子町内を渡幸し、四条御旅所に渡御する
神輿は、八坂神社の舞殿の周りを3周してから出発する
三社揃い踏み
八坂神社の西門前に三基の神輿が「ほいっと!ほいっと!」という掛け声をかけながら集まる
差し上げ
「ほいっと!ほいっと!」という掛け声でそれぞれの神輿が高々と担ぎ上げられる
差し回し
神輿が高々と担ぎ上げられながら、時計回りに回転させられる
渡御の順路は、三基それぞれ異なり、17日と24日とでも異なる
神輿は、還幸祭まで、四条御旅所に安置される
<オハケ神事>
7月23日14時頃、御供社にて
還幸祭の奉饌祭の前日に神事斎行を控えて、お祭の無事が祈願される
御供社の社前に「オハケ」と称される、鳥居に向って右側に水辺を表す芝生を植え、神の依り代である御幣三本を立てて、
四隅の斎竹(いみだけ)を建て、御霊(みたま)が寄られる場所を清め、斎場をもうける神事が行なわれる
<還幸祭>
7月24日夕刻
御供社では、3基の神輿が安置され、神饌をお供えして饌祭(還幸祭)が行なわれる
<千団子振舞い>
7月25日14時頃、御供社にて
還幸祭の奉饌祭において、神前にお供えされた千団子を、無病息災のご利益があるお下がりとして振る舞われる
<神輿洗>
7月28日 午後8時半頃
神輿を鴨川の水で清め、八坂神社に戻り、神輿庫(みこしぐら)に納められる
<御供社(又旅社)(またたびしゃ)>
三条会商店街のにある八坂神社の遥拝所となる神社
敷地を削られる前の神泉苑は、この辺りまで境内が広がっていたといわれる
渡御においては、大政所御旅所以外で、唯一3基の神輿が合流する地となっている
7月24日19時頃より、三条通千本で神輿をお迎えする「お迎え提灯行列」、三条会商店街では「丹波八坂太鼓」「よかろう太鼓」
「八坂神社祇園太鼓」のお迎え太鼓の演奏がある
御供社では、3基の神輿が安置され、神饌(千団子)をお供えして饌祭(還幸祭)が行なわれる
<神輿迎え、祇園御霊会>
明治以前は、17日の神幸祭を「神輿迎え」、24日の還幸祭を「祇園御霊会」と称されていた
17日は、洛外にあった八坂神社から、洛中に入ってこられ御旅所に滞在されることから、
町衆が山鉾により厄払いをされる
24日は、神泉苑が神輿渡御の順路に含まれ、神輿に集まった疫神を水辺から冥界へ送る主旨がある