火焚祭(ひたきさい)は、伏見稲荷大社の秋の五穀豊饒や万物を育てたもう稲荷大神のご神恩に感謝する祭事
本殿での祭事の後、神苑斎場において、全国信徒から奉納された十数万本の火焚串を焚きあげ、
宮司・神職・参列者一同が大祓詞を奉唱して、罪障消滅・万福招来を祈願される
火焚神事としては、日本一のスケールとされる
<本殿の儀>
13時頃から
本殿で祭事が行われ、内拝殿前で、火焚きの儀が行われる
<火焚神事>
14時頃から
稲荷山麓の斎場に3基の火床が設けられ、全国信徒から奉納された十数万本の火焚串が、
神職・参列者の大祓詞奉唱が行われる中で、約2時間かけて焚き上げられる
火床には、神職により次々と火焚串が一回一回祈願を込めて投げ込まれていく
最後には、各火床に斎主が、清祓の為に榊・塩・清め水を振りかけ清めて回る
<御神楽(みかぐら)>
18時頃から
神楽女による神楽舞「人長舞」が奉納される
かつては、朝廷からの奉納が慣例になっていた鎮魂祭にもとづく神事
本歌・末歌・和琴・笛・ひちりきが次々と奏でられ、早韓神が歌われるなか「人長舞」が舞われる
1863年(皇紀2523)文久3年
孝明天皇により再興される