石清水祭は、石清水放生会として始まり、
天皇陛下が、八幡大神の「生きとし生けるもの」の平安と幸福を願われる御神慮に応える祭儀が行われ
国家安泰と国民の繁栄幸福が祈願される祭儀
放生会とは、捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教的な儀式が由来
神幸列、還幸列、祭典は、荘厳優美を極めた平安時代の王朝絵巻の様子がうかがえる
石清水祭を「南祭」、葵祭を「北祭」と称される
<外殿渡御祭>
14日 18:00
<神幸の儀(しんこうのぎ)>
本殿における渡御(とぎょ)の祭典
本殿より、3基の御鳳輦(ごほうれん)(神輿)に3座の神霊を奉遷する儀式が行われ、
約500名の神幸列を従え、松明と提灯の明かりで、山麓の絹屋殿まで下る祭儀
15日 2:00 神職参進
3:30 御鳳輦御発輦(ごほうれんごはつれん)
<絹屋殿の儀(きぬやでんのぎ)>
3基の御鳳輦が絹屋殿に着御され、里神楽を奉納
上卿(しょうけい)や参議(さんぎ)などが、頓宮殿(とんぐうでん)に入御し、
献饌、供花、奉幣、牽馬など古儀による華麗な祭儀が行われる
15日 3:40 絹屋殿着御の儀(きぬやでんちゃくぎょのぎ)
4:15 御鳳輦頓宮殿に入御
<奉幣の儀(ほうべいのぎ)>
八幡大神が年に一度、男山山麓の仮宮である頓宮殿に渡御(とぎょ)され、
上卿の御祭文奏上(ごさいもんそうじょう)により、国家安泰、国民の平和と繁栄が祈願される
15日 5:30 奉幣祭
高良社に朝御饌奉献
<放生行事>
放生川に放魚(ほうぎょ)、放鳥(ほうちょう)され、
安居橋(あんごばし)において、雅楽の調べが流れる中、胡蝶の舞(こちょうのまい)が奉納される
15日 8:00 放生行事、放魚・放鳥、「胡蝶の舞」奉会
<神賑行事(しんしんぎょうじ)>
15日 10:00 舞楽奉納
13:00 演舞奉納
<還幸の儀(かんこうのぎ)>
頓宮殿における儀式が行われた後、神幸の儀と同様、還幸列が、山上本殿に還幸する祭儀
15日 16:30 還幸祭
高良社に夕御饌奉献
18:30 御鳳輦発御
20:00 御鳳輦本殿に著御
<後朝祭>
16日 11:00