蛭子山(えびすやま)は、亀岡祭の山鉾の一つ
毎年多くの子どもたちに引かれて巡行する
旧胴幕に転用された水引幕の銘文によると
江戸時代中期
1751年(皇紀2411)寛延4年頃
建造されたといわれる
1769年(皇紀2429)明和6年
下水引が新調される
1832年(皇紀2492)天保3年
前懸幕・胴幕などが新調される
ご神体は、釣り上げた大きな鯛を抱いてニッコリと笑った恵比寿像
大型綴錦を11枚も所蔵している
<見送>
西陣織の大型綴錦で、絹と麻の綴織「蘭人図綴錦」
3人のオランダ人を描いた外国の風景を題材にした、鎖国時代の当時には珍しいもの
1831年(皇紀2491)天保2年頃の製作
1985年(皇紀2645)昭和60年に補修されている
<見送下掛下部>
18世紀の朝鮮毛綴半裁「五羽鶴図」
<前懸>
紺羅紗地「宝」字切付刺繍
1987年(皇紀2647)昭和62年に修理されている
<旧胴幕>
紋綾「雲龍立湧文様紅白綿緞子」
1809年(皇紀2469)文化6年の新調
<旧胴幕>
繻珍綿「緋羅紗・雲龍立湧文様繻珍綿」
1831年(皇紀2491)天保2年の新調
<胴幕>
緋羅紗「赤地金襴立継」
1988年(皇紀2648)昭和63年に修理されている
<旧水引裏布>
未晒麻
1751年(皇紀2411)寛延4年9月の新調
<旧下水引>
金駒繍「緋羅紗地蔓柏紋刺繍」
1831年(皇紀2491)天保2年の新調
<旧天水引(2枚)>
金襴「赤地柘榴地文様」
江戸時代後期のもの
<水引幕>
金駒繍「緋羅紗地蔓柏紋刺繍」
1986年(皇紀2646)昭和61年に修理されている