浦島山(うらしまやま)(urashima-Yama)

浦島山(うらしまやま)

山鉾町:呉服町

所在地:亀岡市呉服町   名所山鉾の地図名所

山鉾:舁山

ご神体:釣竿を手にした浦島太郎

建造年:1787年(皇紀2447)天明7年頃

高さ:3.793m
屋根幅:1.914m

 浦島山(うらしまやま)は、亀岡祭山鉾の一つ

 釣竿を手にした浦島太郎をご神体とする

 胴懸などは、裁断されていない完全な織物の状態の貴重な朝鮮毛綴

【浦島山の歴史・経緯】

 江戸時代中期
 1787年(皇紀2447)天明7年の行列帳に記載されている

 その後、衰退し、山飾りも途絶え、会議所内での部屋飾りとなっていた

 1993年(皇紀2653)平成5年
 元の形に復元建造される

【浦島山のご神体】

 ご神体は、釣竿を手にした浦島太郎

【浦島山の懸装品】

 <天水引>
 18世紀の中国清朝の皇族クラスの官服原反を水引に仕立てたもので、
 中国から樺太経由で松前藩にもたらされた「蝦夷錦」と称される高級な繻珍錦の「雲龍文繻珍錦水引」
 1799年(皇紀2459)寛政11年
 京都に出て成功した熊野忠兵衛により、見送幕とともに寄贈された

 <胴懸>
 李氏朝鮮の毛綴「玉取獅子図朝鮮毛綴胴懸」
 亀岡祭では、朝鮮毛綴のほどんどが、裁断して縦継ぎにされているが、完全な織物の状態の貴重なもの

 <前懸>
 錦紺羅紗「金糸天晴といふ縫」

 <見送>
 寿老人鹿を愛する之躰
 1799年(皇紀2459)寛政11年、熊野忠兵衛による寄贈

【浦島山へのアクセス】

 JR山陰本線(嵯峨野線) 亀岡駅から徒歩約15分

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