雲ヶ畑松上げ(くもがはた まつあげ) 京都通メンバ
日程:8月24日 20時頃

所在地:京都市雲ヶ畑地区(北区雲ケ畑中畑町・雲ケ畑出谷町)   名所地図情報名所

京都市登録文化財(無形民俗文化財)(1983年(皇紀2643)昭和58年)

 雲ヶ畑松上げ(くもがはた まつあげ)は、北区雲ヶ畑地区で行われる献火行事

 雲ケ畑中畑町と雲ケ畑出谷町の2カ所の山の中腹で、愛宕明神に、火除けと五穀豊穣を祈願される

 花脊・広河原・久多の松上げのように松明を投げ上げる松上げではなく、
 その年にちなむ漢字1文字が、櫓(やぐら)に組まれた松明で灯される

 雲ケ畑中津川町でも、集落内で、愛宕山に向かって大きなかがり火が灯される

【雲ケ畑松上げ】

 <雲ケ畑松上げ>
 日程:8月24日 20時頃
 場所:2か所で行われる
    雲ケ畑出谷町(福蔵院境内)(惟喬神社の裏山)と、
    雲ケ畑中畑町(高雲寺境内)(愛宕山)

 約4m四方の鉄の櫓を組んで、松明(たいまつ)を漢字一文字の形に取付けて、点火される
 文字は毎年異なる

 平安時代初期の文徳天皇の第一皇子 惟喬親王を慰めるための行事が由来

 現在は、愛宕明神に、火除けと五穀豊穣を祈願する献火行事として行われる


 <祭事当日>
 昼間に、地元の若者たちにより、点火資材を山へ運び、割木の束を鉄製の櫓(やぐら)の先端の鉄枠に取り付けられる
 作業は櫓を寝かせて行われる

 20時頃、松明に点火してから櫓を起し、炎で表した文字を浮かび上がらせる

 点火後は、松明を持って山を駆け下り、それぞれ、出谷町では福蔵院に、中畑町では高雲寺に向かう


【雲ヶ畑松上げへのアクセス】

 出町柳より京都バス 雲ヶ畑岩屋橋行 約50分
 路線バスでの日帰りはできない


【京都検定 第1回3級】

68.花背、雲ヶ畑、広河原などで行われる「松上げ」は、どこへの献火として行われる行事か?

【京都検定 第5回2級】

【京都検定 第23回2級】

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