お砂踏法要(おすなふみほうよう)は、9月中旬に今熊野観音寺で行われる参拝
四国八十八ヶ所霊場の各霊場の砂を方丈内に敷きつめられ、これを踏んで巡れば四国八十八ヶ所を巡ったと同様の
ご利益があるとされる
全国各地から信者が集まる
<四国霊場巡拝団>
毎年4月頃
僧侶と篤信徒による四国霊場巡拝団により、四国八十八ヶ所霊場の全てを巡り、各霊場の本尊の近くから砂を収集され、
お砂踏参拝者が着る「おいずる(白衣)」に朱印をもらう
前年のお砂踏法要にて、参拝者から納められた「納札(おさめふだ)」が各霊場に納められる
これが、お砂踏法要に参拝された人の代参となる
<お砂踏道場>
9月中旬頃
大講堂の大広間に、各霊場で収集されてきた砂が、一番札所から八十八番まで順番に敷きつめられる
子護大師や修行大師、番外札所、西国三十三ヶ所観音霊場の御厨子なども祀られている
<お砂踏法要>
参拝者は、心身を清める「塗香」で、「心と全身が清められている」と意識しながら両手に塗る
一日数回、決まった時刻に、授戒所で、「十善戒」などの戒と御真言を授かる
授戒を受けた後、四国八十八ヶ所霊場の朱印が押された「おいずる」を着る
お砂踏道場において、一番札所から八十八番まで順番に、お砂をしっかりと踏みしめて、納札を納めながら参拝していく
八十八ヶ所全てを参拝すると、着ていた「おいずる」を返し、「参拝之証」をいただく
本堂で、本尊の弘法大師作の十一面観世音菩薩を参拝する