楊枝のお加持大法要は、蓮華王院 三十三間堂で本尊 千手観音さんに祈願した法水を参拝者の頭に注ぎ、
1年間の無病息災を祈る伝統行事
特に、頭痛封じのご利益があるといわれる
平安時代から続く伝統行事
7日間の加持祈祷会の結願日に当たる
楊枝のお加持大法要は、インドから伝わった修法
平安時代から行われている蓮華王院 三十三間堂で最も重要な法要とされる
午前9時から内陣が開放され、
妙法院門跡や出仕僧侶が、聖樹とされる楊枝(やなぎ)の小枝で、本尊 千手観音さんの前で7日間祈願された法水を
参詣者の頭に振りかけ、功徳を分け与え諸病を除く
後白河天皇の頭痛平癒にあやかったもの
<楊枝(ようじ)>
楊枝(ようじ)は、奈良時代に仏教と共にインドから中国・朝鮮半島を経て日本に伝わった
「歯木」と称される
木の枝の一端を噛んで毛筆の毛先状にしたもの
お釈迦様が、弟子たちに、歯木で歯を清潔にすることを教えたのが由来といわれる
中国では、歯木に楊柳(ようりゅう)の木の枝を用いた事から「楊枝(ようじ)」と記されるようになったといわれる
楊枝は、僧侶が身に付けておくべき「十八物」の一つとされる
<大的全国大会>
同じ日に、三十三間堂に沿って60mの射場で矢を放ち通す「通し矢」の全国大会が行われる