京都刀剣御朱印めぐり(きょうととうけんごしゅいんめぐり)

「京都刀剣御朱印めぐり」では、刀剣にゆかりのある4つの神社において特別な刀剣御朱印を授かる

神社数:4社

期間:不定期

【ご朱印】

 神社の参拝のときに、祈願浄書した誓詞や願文を神前に奉納した証しとして、その神社の名号を墨書し神印をいただくことが由来

 現在は、誓詞や願文を奉納しなくても ご朱印が受けられ、ご朱印の右肩には「奉拝」と記される

 ご朱印をお守りとして大切にされている信者も多い

 京都刀剣御朱印めぐりの ご朱印の右肩には「京都刀剣」と記される

【京都刀剣御朱印めぐり】

 半日から1日程で4社を巡拝することができる


 <粟田神社 (東山区)>
 鍛冶神社
 祭神:天目一箇神(あめのまひとつのかみ):作金者の祖(かなだくみのそ)製鉄・鍛冶の神さん
   三条小鍛冶宗近平安時代の刀工(天下五剣「三日月宗近(みかづきむねちか)」・名刀「小狐丸(こぎつねまる)」 )
   粟田口藤四郎吉光:鎌倉時代の刀鍛冶(豊臣秀吉の愛刀「一期一振(いちごひとふり)」 )


 <建勲神社(北区)>
 名刀「義元左文字(よしもとさもんじ)(宗三左文字)」(重要文化財)
 筑前の刀工 左文字の作
 桶狭間の合戦に勝利した織田信長が、今川義元より戦利品として手に入れた太刀

 短刀「薬研藤四郎(やげんとうしろう)」
 織田信長の愛刀
 粟田口藤四郎吉光の作
 室町時代の武将 畠山政長が、敗戦により切腹しようとしてもお腹に刺さらず、短刀を投げ出したところ、
薬研(やげん)(漢方薬などをすり潰す器具)を深々と貫いたといわれる
 本能寺の変で消息不明となる
 2018年(皇紀2678)平成30年、刀匠 藤安将平氏による再現刀が奉納された


 <豊国神社東山区)>
 薙刀直シ刀「骨喰藤四郎(ほねばみとうしろう)」(重要文化財)
 鎌倉時代粟田口の刀工 藤四郎吉光(とうしろうよしみつ)の作
 斬るマネをするだけで、骨まで砕いたといわれる
 足利将軍家や豊臣秀吉、徳川将軍家を渡り、豊国神社へ奉納された


 <藤森神社(伏見区)>
 <名刀「鶴丸国永(つるまるくになが)」
 平安時代の刀工 国永の作
 藤森神社の藤森祭の神事でも用いられたという太刀
 織田信長や伊達家などを経て、現在は宮内庁所蔵
 2017年(皇紀2677)平成29年
 刀匠 藤安将平氏による写しが奉納された


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