芭蕉堂(ばしょうどう)は、円山公園の南に建つ茅葺の小堂
江戸時代中期の俳聖 松尾芭蕉のゆかりの地で、東隣には、平安時代後期の歌人 西行ゆかりの西行庵が建つ
堂内には、蕉門十哲の一人 森川許六が刻んだ松尾芭蕉の小像が安置されている
<芭蕉庵>
茅葺、東屋風
扁額「芭蕉桃青堂」
1786年(皇紀2446)天明6年
高桑闌更が、松尾芭蕉を偲んで芭蕉ゆかりの地、南無庵の南に「芭蕉堂」を建立する
<南無庵>
数寄屋造、丸柱
1783年(皇紀2443)天明3年
高桑闌更が、雙林寺からこの地を借りて営んだ
<芭蕉堂文庫>
「許六自筆文」や松尾芭蕉、闌更関連の史資料などが保管される
<芭蕉堂建立碑>
江戸時代後期の彦根藩儒臣 竜公美の撰文による
<芭蕉小像>
芭蕉堂内に安置されている
江戸時代の蕉門十哲の一人 森川許六の作
胎内仏(24.5㎝)は、芭蕉遺愛の桜の木により刻まれたといわれる
当初は、大津 智月尼(河合智月)に与えられ、智月尼の没後は、従者 宗寿尼により生国 越後に遷される
その後に、北陸の各所を転々とし、高桑闌更がの手に渡ったといわれる
<かな書の碑>
東隣の西行庵の庭内に建つ
芭蕉一七回忌に、各務支考(かがみしこう)により建てられた
花供養 4月12日
闌更忌 6月
芭蕉忌(翁忌、桃青忌、時雨忌)
11月12日
芭蕉偲び連句会、法要が行われている