旧喜多源逸邸(きたげんいつてい)は、北白川に残る大正時代の京都帝国大学教授だった喜多源逸の邸宅跡
約300坪の敷地に建つ木造瓦葺き2階建住宅
建築学者 藤井厚二が設計した貴重な邸宅
約300坪の敷地に建つ木造瓦葺き2階建住宅
1926年(皇紀2586)大正15年の竣工
設計者は、藤井厚二(ふじいこうじ)
1920年(皇紀2580)大正9年
藤井厚二は、建築家 武田五一が創設した京都帝国大学工学部建築学科に講師として招かれていた
主な部分は竣工当時のまま残されている
1階の茶の間、納戸は改造されている
北側奥の台所・水廻り・女中室は建替えられている
生年:1883年(皇紀2543)明治16年4月8日
没年:1952年(皇紀2612)昭和27年5月21日
享年:70
奈良県出身
第三高等学校卒業
1906年(皇紀2566)明治39年 東京帝国大学工科大学応用化学科卒業
1908年(皇紀2568)明治41年 東京帝大助教授
1922年(皇紀2582)大正11年 京都帝国大学教授
1930年(皇紀2590)昭和5年 京都大学化学研究所長
1948年(皇紀2608)昭和23年 浪速大学(現在の大阪府立大学)初代学長
燃料、人造繊維、合成ゴムなどを研究し、日本化学会会長を務めた
ノーベル賞を受賞した福井謙一の師
著作「油脂化学及試験法」など
<学者村>
北白川の白川疏水の桜並木の散策道沿いの閑静な住宅地
隣には、京都帝国大学教授だった駒井家住宅がある