左阿彌(左阿弥)(さあみ)は、東山の円山公園にある、安養寺の6つの塔頭「六阿弥」のうちの唯一の遺構
現在は、茶懐石の料亭となっている
敷地内には庭園を望むように本館、別館、5つの茶室がある
大広間から多目的ホールや大小多数の小部屋がある
敷地面積:3,000m2
延床面積:1,700m2
<石標「織田頼長公居跡」>
織田信長の弟 織田長益(織田有楽斎)の次男 織田頼長が、晩年、隠棲していた
<茶室>
5つの5茶室がある
建仁寺 五温和尚と伊藤和尚合作の茶室「遍松庵」
富岡鉄斎席開きの「寛楽」
など
<道八塔>
織田頼長のお墓
江戸時代に建てられた4mの五輪石塔が立つ
<吉水の井水>
織田有楽斎の茶会でも用いられた
<六阿弥>
安養寺の6つの塔頭
長寿院左阿弥、多蔵庵春阿弥、延寿庵連阿弥、花洛庵重阿弥、多福庵也阿弥、勝興庵正阿弥
<名物>
微醤(ひしお)、梅諸(うめづけ)、欠餅(かきもち)など
<小説「暗夜行路」>
志賀直哉著
主人公 時任謙作が直子と挙式したところとして登場
<小説「古都」>
川端康成著
千枝子の会食の場として登場