宇治市 源氏物語ミュージアムは、宇治市のふるさと創生事業を契機にした、源氏物語をテーマにしたまちづくり事業の中核施設
世界遺産の宇治上神社近くに建つ
源氏物語は、平安時代中期、紫式部によって書れた物語
源氏物語の最後の十帖は、宇治が主な舞台にされていて「宇治十帖」と称されている
名誉館長の瀬戸内寂聴の指導のもと、宇治市がもつ歴史と文化の薫りを大切にしながら、
源氏物語の世界を、復元模型や映像を通して誰にでも親しめるよう再現されている
<春の部屋>
光源氏の都での華やかな人生が表現されている
六条院の百分の一の縮小模型が展示され、貴族たちの住居の様子が見れる
牛車や、女房の色鮮やかに織られた装束、部屋を飾った屏風、几、鏡台、棚、燈台、硯筥などの調度品類が復元展示されている
<秋の部屋>
宇治十帖の「橋姫」の世界が表現されている
薫が、宇治の地に立ち寄り、閑寂な八宮邸に住んでいる大君・中君に恋をする場面が再現される
月の光により、部屋全体が覆われている
<映像展示室>
宇治十帖の最後のヒロイン浮舟の物語が表現されている
映画監督 篠田正浩による映画「浮舟」などが上映されている
<さわらびの道>
宇治川の東岸から末多武利神社、宇治上神社を経て源氏物語ミュージアムに至る石畳の散歩道