蒔絵には、高蒔絵と平蒔絵があり、高台寺蒔絵は、平蒔絵で作られている
高蒔絵は、漆を肉厚に盛り上げて金粉が蒔かれている
平蒔絵は、漆と金粉ともに、平滑に蒔かれている
高台寺蒔絵は、黒漆の面に金粉を蒔いて文様を浮かび上がる様式で、黒と金の対比が美しく際立っている
秋草文様が多く使われ、片身替や家紋を使った紋散らしのデザインが多く
絵梨地や針描などの技法が用いられている
下記の高台寺蒔絵の調度品は、いずれも安土桃山時代のもので、桃山美術の粋といえるもの
<楓桐菊蒔絵薬味壷(重要文化財)>
<秋草蒔絵歌書箪笥(重要文化財)>
<竹秋草蒔絵文庫(重要文化財)>
<菊桐紋蒔絵楾>
<菊桐紋蒔絵角盥>
<高台院像(重要文化財)>
江戸時代初期
ねねの増
<豊臣秀吉像 弓箴善疆賛>
1601年(皇紀2261)慶長6年の作
<豊臣秀頼仮名消息>
安土桃山時代
<高台院仮名消息>
安土桃山時代
<神号「豊国大明神」後陽成天皇宸翰>
安土桃山時代
<三江紹益像 雲叟元云賛>
1699年(皇紀2359)元禄12年の作
<薔薇に雪持柳文様唐織等 縫合せ打敷>
安土桃山時代
<唐人物・花鳥図衝立>
狩野考信の筆
安土桃山時代
<三十三観音菩薩像>
室町時代
<木下長嘯子像>
宇喜多一惠の筆
<血脈袋>
<血脈箱>
<緋羅紗履>