京都市美術館(きょうとしびじゅつかん)は、平安神宮大鳥居の東側にある、日本で2番目の公立美術館
昭和天皇即位御大典記念により建立される
設立趣旨として、明治時代以降の京都を舞台に活躍した作家の美術・工芸品を広く公開する常設展示施設を目指される
日本画、洋画、彫刻、工芸、書、版画など約2100点が収蔵されている
<展覧会>
常設展:「京都市美術館コレクション展」が年間数回開催されている
京展:1935年(皇紀2595)昭和10年より開催されていた「市展」を継承された全国規模総合公募展
日展:社団法人 日展の総合公募展の京都巡回展
共催展:外部諸機関との共催により、国内・海外の近代・現代美術を中心に各種の展覧会が開催されている
<調査研究>
<作家活動の援助>
<市民美術講座>
<普及活動>
<本館>
設計:前田健二郎
構造:鉄筋コンクリート2階建
敷地面積:24,331m2
建築面積:4,657m2
延床面積:9,349m2
陳列面積:5,039m2
展示室数:24室
総壁面長:1,832m
「日本趣味を基調とすること」の条件で広く公募され、一等に入賞した前田健二郎の設計図案を基に建築される
1931年(皇紀2591)昭和6年に着工
1933年(皇紀2593)昭和8年の竣工
<別館>
構造:鉄筋コンクリート一部鉄骨
建築面積:892m2
延床面積:1,967m2
陳列面積:926m2
展示室数:2室
総壁面長:372m
1930年(皇紀2590)昭和5年
京都市公会堂東館として建てられる
1964年(皇紀2624)昭和39年
京都会館別館として用いられていた建物の和風外観を保全しながら内部を全面改修
2000年(皇紀2660)平成12年
新設されオープンする
<収蔵庫>
建築面積:1,465m2
<六勝寺尊勝寺跡>
平安時代後期の院政時代に、岡崎公園一帯に六勝寺と称される6つの寺院が建立されていた
六勝寺は、京都会館付近を中心に東西1.2km、南北1kmほどの広さがあった
京都会館第1ホール付近が、尊勝寺の金堂跡にあたる
地中には、溝や築地などの遺構や、瓦や土器などの遺物が埋められている
<京都市公会堂(岡崎公会堂)>
大正時代に建立され昭和時代に再建された京都市公会堂東館は、京都会館別館となり、後に、京都市美術館別館として使用している