京都府立総合資料館(きょうとふりつそうごうしりょうかん)は、左京区下鴨にある、図書館・文書館・博物館の
機能を兼ね備えた総合文化施設
京都府に関する専門資料館として、京都の歴史・文化・産業・生活などの
図書・古文書・行政文書・写真資料・近代文学資料・美術工芸資料などを
重点的に収集・整理・保存し、公開することを目的としている
収蔵品には、国宝の「東寺百合文書」のような貴重な歴史資料も数多く含まれている
<一般図書>
約32万冊
京都府立図書館から18万冊を引き継いでいる
<東寺百合文書(とうじひゃくごうもんじょ)(国宝)>
教王護国寺(東寺)に伝来する約4万点におよぶ古文書群
全て重要文化財であり、24,067通が国宝に指定されている
掛軸・巻物などに改装されずに作成当初の形態を保ったままの形で、原形がよく保存されている貴重なもの
<東寺観智院伝来文書典籍類(重要文化財)>
東寺の塔頭 観智院に伝来したもの
「東寺百合文書」と混在していたが、総合資料館による調査の結果、分離されたもの
<革嶋家文書(重要文化財)>
西京区川島の旧家 革嶋家(清和源氏義光流佐竹氏族の武家の子孫)で伝承されてきた文書類
鎌倉時代から大正時代までの800年にわたって作成された家文書がまとまって伝承されてきている貴重なもの
2,459通が重要文化財に指定されている
<京都府行政文書(重要文化財)>
京都府発足以来の府庁文書
旧郡役所、豊岡県、宮津県などからの引き継ぎ文書も保管されている
府庁文書12,641点、府庁史料2,110点、郡役所資料249点、豊岡県第14・15大区区務所文書18点、
宮津藩宮津藩政記録389点が重要文化財に指定されている
1867年(皇紀2527)慶応3年の京都町奉行所廃止から、1947年(皇紀2607)昭和22年の地方自治法施行までの
ものが文化財指定対象となっている
<蔵書>
元京都府知事 蜷川虎三の蔵書
元京都文化博物館館長 吉田光邦の蔵書
歌人・作家 吉井勇の蔵書
作家 太宰治の蔵書
<吉井勇資料>
歌人・作家 吉井勇の遺品など
<河上肇文庫>
マルクス経済学者 河上肇の著書、彼に関する資料、原稿、遺品など
<実物資料>
日本画家・風俗史家 吉川観方が収集した衣服、玩具などの風俗資料
和楽器師 佐竹藤三郎らが収集した古典楽器のコレクション
朏健之助が収集した郷土玩具の朏(みかづき)コレクション
これら実物資料の管理は、京都文化博物館を運営する財団法人京都文化財団が行っている
<室町期古写本>
百二十句本「平家物語」
仁融筆「新古今和歌集」
細川幽斎奥書本「藤川百首注」
伝月樵筆「伊勢物語」
五山版「雪峯空和尚外集」
古活字版「万葉集」
<建物>
地上4階、地下1階建
図書閲覧室・文書閲覧室・学生用の学習室・展示室などがある
<京都府立総合資料館貴重書目録>
昭和四十六年三月発行
約600点の貴重書について解説付きで整理・紹介されている