十石舟(じっこくぶね)は、伏見の濠川(宇治川派流)の水上から伏見の町並みを楽しめる観光船
弁天橋(月桂冠大倉記念館裏)から発着し、三栖閘門資料館で折り返す
所要時間は、約50分
運航は、伏見の会社など55社が出資する株式会社 伏見夢工房による
<淀川三十石船(さんじゅっこくぶね)>
江戸時代に淀川を上下した定員28名・船頭4人の旅客専用の船
長さ17m・幅2.5m、葦簾が屋根のように船を覆っている
伏見南浜から大坂八軒屋までを、上りは一日、下りは半日で運行していた
西国の諸大名は、船で伏見まで来て、その後、陸路で東海道・江戸へ向かったといわれる
1871年(皇紀2531)明治4年に廃船になる
落語「三十石船」や、浪曲「森の石松代参詣り」にも登場する
<過書船(かしょせん)制度>
豊臣秀吉や徳川家康が、運賃や営業に対する課税など定めた制度
伏見大手筋には、取締りを行う過書船番所が設けられていた
船の大きさは、二十石積から二百石積で、数百隻が運行していた