京都府立京都学・歴彩館は、京都府立総合資料館がリニューアルされた文化施設
50年以上にわたり京都に関する資料の総合的な収集・保存・公開を担ってきた京都府立総合資料館に
新しく京都の歴史・文化に関する研究支援や学習・交流の機能が加わった
50年以上にわたり京都に関する資料の総合的な収集・保存・公開を担ってきた京都府立総合資料館に
新しく京都の歴史・文化に関する研究支援や学習・交流の機能が加わりリニューアルオープンされた文化施設
地上4階、地下2階の建物は、京都の街並みの碁盤の目をモチーフにされている
重層的な屋根をイメージした芸術性に溢れたデザインになっている
ガラス張りで明るく、開放感のある吹き抜けで、心地良い空間とされている
<京都学・歴彩館が目ざすもの>
京都は日本文化の心のふるさとであり、京都に関する歴史・文化の研究は、日本文化全体の研究と大きく繋がっている
京都や京都との関わりの中で成立、発展してきた特色豊かな文化について、
国内外からの幅広いアプローチにより研究していくことを京都学ととらえ、
これを推進するとともに、その成果を発信し、京都への関心を高めることにより、
京都について学ぶ楽しみを一層広げ、京都文化のさらなる発展を目ざされる
<主な事業>
・世界とつながる京都学の研究・交流拠点
世界の主要な日本文化研究機関と連携し、海外の若手研究者を招聘するなどして研究交流を行うほか、
府内・国内の主要大学等との共同研究会を設け、京都の歴史や文化に関する研究が推進される
・誰もが学べる交流・発信拠点
第一級の研究者や文化人による京都学講座や、海外の研究者を交えた国際シンポジウムや、
歴史、文芸、産業、景観など特色豊かな京都の文化に関する様々なセミナーや研究報告会など、
多彩なプログラムを展開し、京都の魅力を再発見し、文化の力による地域の創生につなげていく
展示室では京都府所蔵の国宝「東寺百合文書」や、貴重な資料や美術工芸品等が展示される
・京都関係資料の収集・保存・公開拠点
これまで京都府立総合資料館が収集・所蔵してきた京都に関する図書資料、古文書、行政文書、写真資料など
約73万点、京都府立大学・府立医科大学の附属図書館の所蔵図書約20万冊、学術雑誌約2,000種が閲覧できる
新たに、東京大学史料編纂所との提携により「陽明文庫」のデジタルデータ約5万コマが館内で閲覧できる
<「京都学」の考え方>
京都や京都との関わりの中で成立、発展してきた特色豊かな文化について、
国内外からの幅広いアプローチにより研究していくことを京都学ととらえられている
<名前の由来>
新たな機能である京都文化の研究推進を「京都学」に込めるとともに、
「順を追っていく」「代々にわたる」といった意味を持つ「歴」と、色どりの美しさを表す「彩」により、
文化や歴史の数々が時代を超えて輝きを放ちつづけ、次代へと受け継がれていくことを「歴彩」と表現されている