京都電気鉄道会社は、1894年(皇紀2554)明治27年に設立された、日本最初の電気鉄道会社
京都市により買収されて「京都市電」となる
京都電気鉄道の車両は「狭軌用」だったため、Narrowの頭文字をとって「N電」と称されていた
≪京都市に買収されたとき≫
買収日:1918年(皇紀2578)大正7年7月1日
軌道約21.1km、車両136両
<伏見線>
最初に開業された路線
塩小路高倉 - 京都駅八条口 - 札ノ辻 - 十条通 - 勧進橋 - 竹田出橋 - 城南宮道 - 丹波橋 - 肥後町 - 中書島
買収後に広軌化される
開業:1895年(皇紀2555)明治28年2月1日、廃止:1970年(皇紀2630)昭和45年4月1日
<木屋町線>
塩小路高倉 - 京都駅烏丸口 - 七条東洞院 - 七条高倉 - 七条河原町 - 木屋町五条 - 四条小橋 - 木屋町二条
開業:1895年(皇紀2555)明治28年4月1日、廃止:1927年(皇紀2587)昭和2年4月6日
<鴨東線>
木屋町二条 - 岡崎円勝寺町 - 南禅寺 - 蹴上駅
開業:1895年(皇紀2555)明治28年4月1日、廃止:1965年(皇紀2625)昭和40年7月10日
買収後、1926年(皇紀2586)大正15年8月7日
木屋町二条 - 岡崎円勝寺町が休止
岡崎円勝寺町 - 南禅寺 - 蹴上駅間を広軌化
東山仁王門 - 岡崎円勝寺町間が広軌路線として新規開業
<中立売線>
木屋町二条 - 寺町二条 - 寺町丸太町 - 丸太町富小路 - 烏丸丸太町 - 烏丸下立売通 - 堀川下立売通 - 堀川中立売
開業:1895年(皇紀2555)明治28年7月1日、廃止:1926年(皇紀2586)大正15年7月15日
<堀川線(北野線)>
狭軌として最後まで残り、ポール集電の2軸単車が用いられ「N電」と称されていた
京都駅前 - 七条西洞院 - 四条西洞院 - 四条堀川 - 二条城前 - 堀川丸太町 - 堀川中立売 - 千本中立売 - 下ノ森 - 北野
開業:1895年(皇紀2555)明治28年9月24日、廃止:1961年(皇紀2621)昭和36年8月1日
<出町線>
寺町丸太町 - 寺町今出川 - 河原町今出川 - 青竜町(出町)
開業:1901年(皇紀2561)明治34年3月11日、廃止:1924年(皇紀2584)大正13年10月1日
<稲荷線>
勧進橋 - 稲荷
買収後に広軌化される
開業:1904年(皇紀2564)明治37年8月4日、廃止:1970年(皇紀2630)昭和45年4月1日
<御池線>
堀川御池 - 千本御池 - 二条駅前
開業:1912年(皇紀2572)大正元年5月30日、廃止:1919年(皇紀2579)大正8年1月18日
≪京都市に買収以前に廃止≫
<城南線>
堀川押小路 - 二条駅前
開業:1902年(皇紀2562)明治35年2月10日、廃止:1912年(皇紀2572)大正元年5月30日(御池線の開業に伴い廃止)
<電気鉄道事業発祥の地の石碑>
2ヶ所に石碑が建っている
電気鉄道事業発祥の地(下京区塩小路通東洞院)
電気鉄道事業発祥の地(伏見区油掛町)
平安神宮の南神苑にある
1895年(皇紀2555)明治28年1月31日
日本最初の交通輸送業電車として、京都電気鉄道が運行したもの
京都市より払下げを受けて保存されている
車体は、梅鉢鉄工所の製作、電動機は、アメリカゼネラルエレクトリック社製