波気都歌(刷毛塚)(はけづか)は、南禅寺の境内の水路閣の西側にある供養塚
表具などに使われる刷毛と、刷毛の毛に使われる動物の恩恵に感謝し、供養するために建立される
<波気都歌(刷毛塚)>
幅123cm、高さ127cm、奥行31cm
表は「波気都歌」の字の右に刷毛のイラスト
題字は、南禅寺 管長柴山全慶老子の筆
裏には「京都表具共同組合/昭和四十四年八月日造立」と記されている
1969年(皇紀2629)昭和44年8月
京都表具共同組合により建立される
<刷毛供養会>
1957年(皇紀2617)昭和32年から
南禅寺塔頭の慈氏院達磨堂において「刷毛供養会」が行われている
毎年8月1日を供養の日とされている
使えなくなった刷毛、筆などを持参すると供養してもらえる
<活毛(はけ)>
平安時代中期に創案されて、絵画、染、表具、塗など多くの工芸で使われてきた
特に表具(掛軸、屏風、襖、額、衝立、壁装)では必需品とされる
毛には、動物の活毛が用いられてきた